外陰膣萎縮症について患者に質問するよう、閉経学会は医師に要請

2013-09-10

ニューヨーク(ロイターヘルス) - 更年期および閉経後の患者に対し、臨床医は外陰膣萎縮症(VVA)の症状があるかを質問すべきである、とNorth American Menopause Society(NAMS)は新たな意見書で呼び掛けた。

こうした症状は様々な市販薬および処方製剤で治療することができる上、大抵の場合うまく管理することができる、と同文書に記されている。

NAMSのMenopause誌に掲載されたこの文書で、同学会は2007年に発表したVVA治療用の局所用膣エストロゲン製剤の使用に関する声明を更新し、他のいくつかの利用可能な治療法も提示している。そのひとつが、膣を標的とする新規選択的エストロゲン受容体モジュレーターであり、2013年4月に性交疼痛症治療用として米国食品医薬品局(FDA)に承認されたospemifene(シオノギ製薬)である。

閉経後女性の最大45%にVVAの症状が発現するが「受診したり、かかりつけ医から治療法を提案されたりした人はごくわずかである」ことが、同文書に記されている。

加齢に伴って、ある程度VVAの症状が発現するのは避けられない、とNAMS会長であるDr. Margery Gassはロイターヘルスに語った。「閉経は女性なら誰でも通る道であり、生理的な自然現象である。しかし、人体に生じる変化の中には認識しておくとよいものもある。多くの女性は本当の意味でそうした変化についての知識を持っておらず、問題に直面した時に偶然知るという場合も多い」とDr. Gassは述べた。

VVAの症状は、乾燥、外陰部の炎症、灼熱感、排尿障害、性交痛、膣分泌物などである、とNAMSの文書に記されている。第一選択の治療法は、市販の膣用潤滑剤および保湿剤などを使用し「パートナーと、器具を使って、あるいは自慰のいずれかで定期的な性行為を行うべきである」と同文書に記されている。

VVAの進行を緩やかにするのに有用な可能性があるため、性行為を継続することが重要である、とDr. Gassは指摘した。「長い間禁欲している女性に重度の障害がみられる。女性が性的能力(機能)を維持したいと思うのであれば、性行為を定期的に継続することが非常に重要である。性行為を継続している女性の方が、通常、問題が少ない」と同氏は述べた。

生薬製剤はVVA症状の治療に効果的でない、と同文書に記されている。

同文書で取り上げられている他の治療選択肢として、膣エストロゲン(いくつかの剤型があり、患者の80〜90%に有用であることが示されている)、ospemifineおよび数種の治験薬などがある。更年期症状がVVAのみである女性の場合、エストロゲンを局所投与する方が全身投与よりも望ましい、と同学会は発表している。


SOURCE: http://bit.ly/15vit7Y
Menopause 2013.